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メキシコ合衆国の通貨の特徴

中南米を代表する通貨の1つに挙げられるのが、メキシコ合衆国の「メキシコペソ」です。 メキシコペソは、1994年に経常赤字の急拡大を背景に、通貨危機が起こりました。 それを機に、変動相場制に移行したものの、しばらくの間は景気低迷に悩みました。 しかし、米国の経済動向の上向きと共に、米国への輸出が徐々に拡大し、同国の経済力が 回復してきました。メキシコは、産油国であると共に、第3次産業が占める割合は高く、 輸出品目も工業製品が中心です。これらの経済成長を背景に、政策金利は7%と高水準に 設定され、投資国としての注目が徐々に表れてきました。その証拠に、ソブリン格付けが 2002年に投資適のBBBに引き上げられました。

こうした中、メキシコペコは他の通貨と比べて、対円での価格水準が低く、1ポジション あたりの証拠金が低水準にあります。そのため、FX会社で取り引きする個人投資家にとり 取引コストを抑えられるのは1つのメリットであると言えるでしょう。 但し、ボラティリティが低いため、キャピタルゲインを狙うよりは、中長期でのインカム ゲインを狙う方が良いと言えるでしょう。

但し、地政学的リスクが内在しています。米国への輸出依存が高い点から見て、 米国の政治情勢・経済動向の大きな影響を受けやすいと言えます。また、産油国通貨 としてエネルギー価格の動きにも連動しやすいため、先物市場が低迷している状況では 非常に不利な立場にある通過であると言えるでしょう。