HOME > 高金利通貨の特徴 > トルコ共和国の通貨の特徴

トルコ共和国の通貨の特徴

最近、高金利通貨として注目を集め始めているのが、「トルコリラ」ことトルコ共和国の 通貨です。その金利は、なんと16.75%に達するという驚異的な通貨なのです。

金利だけで見ますと、経済破綻による影響で高いインフレが起きていると思われてしまう かもしれませんが、実は違います。トルコ共和国は、現在急速に経済成長している新興 市場なのです。そのため、投資国という視点から政策金利が高くなり、より一層自国への 資金集めと運用が出来る点から、多くの投資家が目を向けています。

トルコ共和国は新興市場国であるBRICsに並ぶ「VISTA」として知られています(Tがトルコ)。 現在、EUへの加盟交渉を行っており、いずれはEUに加盟するのではと目されています。 そのため、財政健全化が優先度の高い政策目標となっており、トルコリラが対外通貨に 対して極端に軟調化するリスクは相対的に低いと見られています。そのことから、 中・長期的に見ても金利相場が崩れるリスクが少なく、超高金利通貨であるトルコリラは 大変魅力的な通貨であると言えます。

但し、弱点もあります。それは、地政学的リスクの内在です。トルコ共和国は、国内に クルド人問題を抱えるだけなく、近隣国のイラクやイラン情勢の変化による直接的な 影響を被りやすいため、政治情勢が一変した場合、政策金利に及ぼす影響は大きいと 言わざるを得ません。そのため、トルコリラで運用する場合は、この地政学的リスクを 承知の上で、過大な利益を追及しない範囲で投資した方が良いでしょう。